わたすマーケット&ギャラリー
コンセプトは土間。ふらっとお立ち寄り
いただける
「わたす日本橋」の
オープンスペースです
「知る、見る、使う」。
マーケットでちょっと買い物したり、ギャラリーの展示で何かを感じたり発見したり。
「橋わたし」したい、人・モノ・コトを発信。
わたすギャラリーでは、東北のさまざまな情報を発信しています。
ご来店の際には、是非ご覧ください。
わたすマーケット&ギャラリーはフリースペースです。どなたでもご自由にご覧いただけます。
2024.03~
「東北の橋」
2023.09~
「いくつ知ってる?東北ソウル・ソース」
2023.03~2023.09
「東北の田園に行こう」
2022.09~2023.02
「東北のおいしいもの」
2022.03~2022.08
「わたすが伝えたい風景・東北」
2022.02~2022.03
「南三陸中学校写真コンクール」
2021.03~2022.02
「わたすコトバ・わたすキロク」
2021.03.03〜
「わたす日本橋」スタッフが、東北に通う中で出会った「おいしい味」を日本橋で販売します。
地元で人気のスイーツや、特産フルーツを使用した食品、ミネラルたっぷりの乾物、魚介調味料など、ぜひお楽しみください。
わたすライブラリー
東北の本、笑顔になれる本、ホッとする本、
思わずじっくり読んでしまう本、
楽しい絵本などわたす視点の蔵書コーナー
日本橋から、未来へ、わたそう。
世界中へわたそう。
をテーマに「わたす日本橋」
ならではの視点で集めました。
キーワードは、笑・旅・交・食・驚・知、そして東北。
笑いや旅、食など、それぞれの本を通してさまざまな世界へつながり楽しんでください。
そして、東北のことはニュースだけでは語りきれないものがたくさんあります。
ぜひご来店の機会にご覧ください。
このライブラリーをプロデュース
㈱Plot-d
花井裕一郎さん・大場黎亜さん
その地域の「ものがたり」を「まちづくり」に繋げていくために、「ひとづくり」から大切にしていく。行政のまちづくり、⺠間企業の価値向上、学校教育や防災教育等々のさまざまな場において、要望に合わせて、ジャンルにとらわれず世界に一つしかない「Plot」(構想・筋書)を生み出し、見えない価値を創造していくために全国を飛び回っているプロたち。
花井氏は元々テレビ局でディレクターを務めていた映像作家。その経験を活かしてさまざまに演出家として活躍している。初代館長を務めた小布施町立図書館「まちとしょテラソ」では、館⻑を務める間に「死ぬまでに行きたい世界の図書館15」や「Library of the Year 2011」に選ばれる。館⻑退任後、図書館をはじめ公益文化施設のプロデュースやアドバイザーとして活躍している。
大場氏は東日本大震災が発生した2011年から南三陸町災害ボランティアセンターへ通い続け、その活動により2014年、町公認の南三陸町復興応援大使に任命される。現在は南三陸町⺠。大学において教育と文学を学び、その後まちづくりのコンサルタントでの実績を経て今に至る。個人でもボランティア活動をきっかけに住民との地域づくりや防災教育活動を実践してきた経験から、広義的な「教育」、そしてまちづくりのストーリーをどう紡ぐかをテーマに掲げ、活躍している。
わたすLOOP+
トーク、ワークショップ、上映会など
さまざまなイベントを行うことのできる
多目的 スペース
中央通りの角、コレド室町テラス・大屋根広場に面した、明るく眺めのいい空間です。開放的でゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
夜には日本橋の夜景を楽しめます。
人と未来
人と人の橋わたしをしたいという思い、
私たちの未来をつないでいきたい思い、
「わたす日本橋」のとりくみ
「わたす日本橋」は「交流拠点」。
2015年スタート時より、
人と未来を見すえた活動に取り組んでいます。
「わたす日本橋」とりくみの一部をご紹介
2015年7月、南三陸町立志津川中学校の教室と、「わたす日本橋」3Fの「わたすルーム」をTV会議システムで結び、NPOとの協働で放課後遠隔授業を開始。2018年3月まで定期的に実施しました。
さらに、遠隔授業の一環で、生徒たちが撮影したふるさとの写真をもとに、写真コンクールを開催。南三陸町の状況や生徒たちの想いを広く知っていただくため、選ばれた作品を「わたす日本橋」などで展示しました。
オンラインを活用した交流に加え、2016年4月21日には、志津川中学校の生徒たちが修学旅行で「わたす日本橋」を訪問しました。
2016年10月14日、南三陸町立歌津中学校で行われた避難所運営訓練に、「わたす日本橋」のプロジェクトメンバーと三井不動産の防災対策チームが参加しました。避難所運営訓練は、生徒たちが主体となって避難所を立ち上げ、避難民の受け入れや対応、負傷者の救助、炊き出しなどを自分たちで行うというもの。「わたす日本橋」および三井不動産のメンバーは、町に慣れていない避難民の役を務めました。
避難所運営訓練に参加した際、歌津中学校の先生方から「修学旅行で上京する際に、防災の取り組みについて情報交換をさせてもらえないか」という相談があり、2017年4月20日、歌津中学校3年生の生徒16人が三井不動産と「わたす日本橋」を訪れました。生徒たちは、三井不動産の防災の取り組みについて学ぶとともに、歌津中学校の防災教育について発表を行いました。
以後、2018年、2019年にも、歌津中学校の修学旅行の一環で、「わたす日本橋」にご来訪いただいています。
2018年10月、志津川中学校での「キャリアチャレンジデイ」実施にあたり、「わたす日本橋」にお声がけいただき、3人のメンバーが参加しました。キャリアチャレンジデイは、多種多様な職業(業種・職種)の企業・団体が一堂に会し、仕事・働くことについて講話を行うという授業です。生徒たちは、自分が興味のある2つの職業の講師から話を聞き、「職業の社会における役割、社会で必要な能力や意志」について考えます。3人は「わたす日本橋」のことを説明をし、生徒たちから質問を受けました。
また、「志津川中学校におけるWeb(オンラインシステム)を活用した交流事業」の 一環で、2018年から受験前に模擬面談を行っています。志津川中学校3年生の高校入試に向けた面接練習として、「わたす日本橋」の関係者が面接官役となって実施。自分自身の将来について考え、それを言語化し、面接官役の「わたす日本橋」関係者からフィードバックを受けることは、生徒たちにとってよい経験となったようです。同時に、「わたす日本橋」の関係者たちにとっても、ハッとさせられたり心を動かされたりと、貴重な機会となりました。
2018年6月、「認定NPO法人底上げ」との協働により、「日常をよりよく変化させる“創り手”を育てることで、一人一人の豊かな生き方を実現できる社会をつくる」ことを目的とした「自分と未来を創る探求所」というプログラムがスタートしました。参加者は東北に縁のある社会人や大学生たち。月に1回「わたす日本橋」に集まり、振り返りや対話などを行い、食事を楽しみながら交流を深めます。(※1)
「自分と未来を創る探求所」では、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力、見通す力などに加え、「レジリエンス」(=強靭さ、しなやかさ)」を重視。被災という逆境から立ち上がった人の話や、大人の失敗談、参加者同士の対話などから、参加者自身が困難に対する適応力を身につけていきます。
「自分と未来を創る探求所」が、過去の参加者を含め、お互いを支え合うコミュニティや心のよりどころとして、未来につながっていってほしいと願っています。
※1=3期目となる2020年度のプログラムは、新型コロナウイルス感染症の影響により、すべてオンラインで実施
2016年8月15日、東北と首都圏、そしてアメリカの高校生計18名のチームが、「わたす日本橋」に来てくれました。彼らは、「TOMODACHI イニシアチブ」という日本とアメリカの若手リーダー育成プロジェクトの一環である、「TOMODACHI米日ユース交流プログラム」に参加し、18名全員が、ワシントンDCと東北にそれぞれ2週間ずつ滞在。プログラム最終日の「Final Dinner」が「わたす日本橋」で開催されたのです。
「TOMODACHIイニシアチブ」は、2011年3月11日の震災後にアメリカが展開した「トモダチ作戦」のスピリットを受け継ぐプロジェクト。「TOMODACHIも『わたす日本橋』も東北をルーツとしており、東北のことをとても大切に想っているところが同じだから」ということで、「わたす日本橋」をディナー会場に選んでくださいました。
「わたす日本橋」の立ち上げメンバーたちの夢のひとつ、「未来を担う若者たちが、住む場所や文化の違いを超えて交流できるような場所になれたら」という願いが、期せずして叶いました。このような素敵な“橋わたし”が、これからもたくさん生まれますように。
2011 2012 |
きっかけ2011年3月11日、世界をも揺るがす大災害が起こり、多くの人が「こんなとき、自分は一体どうしたら…?」と葛藤を抱きました。そんな中、東京でただじっとしていることが辛くなり、宮城県南三陸町に通い始めた一人の女性がいました。初回はボランティアとして。2回目からは、大好きになった町の方々との約束を守るために。 |
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2013 2014 |
南三陸町に通ううちに町の方々との繋がりが深まり、そのご縁が彼女の会社の仲間にも拡がりました。 発信と交流の場を
活動内容を模索する中で、真っ先に取り組んだのが、東京に拠点をつくることでした。東北の情報を発信するとともに、相互の交流が生まれ、つながりが広がっていく場所をつくりたい。そして、日本中に笑顔が広がっていってほしい。そんなプロジェクトメンバーの願いが込められた場所が、「わたす日本橋」です。
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2015 |
「わたす日本橋」誕生
2015年3月3日、「わたす日本橋」が誕生しました。「わたす」は「橋わたし」の意味で、「東北と日本橋をつなぐ橋わたしをする、そして人と未来に心の架け橋をわたす」という想いが込められています。
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○遠隔授業、写真コンクール。南三陸町立志津川中学校の生徒たちとの交流がスタート。 詳しくはFEATURED ACTIVITIESへ |
2016 |
「わたす日本橋」のメンバーが熊本 を訪問2016年4月に熊本地震が発生。熊本の状況を知るために、「わたす日本橋」のメンバーが9月に熊本にお邪魔しました。被災した地域の皆様からお伺いした数々の貴重なお話は、その後、さまざまな形でお伝えさせていただきました。 わたす新聞・PDFで読む |
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わたすシアター開催「東日本大震災を風化させないように」という想いから生まれた企画、「わたすシアター」がスタート。4月に第1回上映会を開催しました。上映作品に選んだのは、岩手県陸前高田市の風景と人々の言葉を記録した『波のした、土のうえ』。上映会後には、監督の小森はるかさん、瀬尾夏実さんを交えて、交流会を行いました。 |
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○避難所運営訓練への参加をきっかけに 南三陸町立歌津中学校が修学旅行で「わたす日本橋」を訪問。 |
2017 |
アジア11か国の青年たちが「わたす日本橋」を訪問10月、内閣府が主催する国際交流事業、「東南アジア青年の船」事業の一環で、ASEAN10か国および日本の青年たち36人が日本橋を訪れました。三井不動産の「日本橋再生計画」について説明を受けた後、「わたす日本橋」を訪問した青年たちに、「わたす日本橋」の取り組みを紹介し、ランチを楽しんでいただきました。 |
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わたすギフト運用開始私たちがこれまで出会ってきた東北の魅力を、もっと多くの人たちに伝えたい。「わたす日本橋」の立ち上げの動機でもあったこの想いが、より一層強くなり、南三陸町のご協力者とともに、地元生産者様たちの自慢の逸品を集めた「わたすギフト」をつくりました。贈り物を通して、かけがえのないものを伝え、さらなる“橋わたし”をひろげていきたい。そんな願いが込められたカタログギフトです。 |
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2018 |
銀鮭のコンフィを提供6月、「Fish & Dish Project」と「わたす日本橋」のコラボレーションによる「銀鮭のコンフィ」が、期間限定メニューとして登場しました。料理ボランティアの会代表・田中健一郎氏(帝国ホテル総料理長/当時)監修のもと、1年にわたる準備期間を経て完成した一皿。南三陸が誇る銀鮭を低温オイルでゆっくり火入れすることで、本来の旨みや色を保ちながら、生とはまた違った食感・舌触り・芳香を楽しめます。 |
○生徒たちの未来に向けた取り組み。 キャリアチャレンジデイ(南三陸町主催)と模擬面談(「わたす日本橋」と一般社団法人クリエイタスとの共催)を開催。 |
2019 |
わかめしゃぶしゃぶを提供春が旬の三陸産わかめ。親潮と黒潮が交わる三陸沖は、世界三大漁場のひとつに数えられ、激しい海流がおいしいわかめを育みます。葉肉の厚み、光沢、歯ごたえが特徴的な三陸産わかめを、「わたす日本橋」ではしゃぶしゃぶで提供し、三陸の旬の味を楽しんでいただきました。 |
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我妻和樹監督『願いと揺らぎ』
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南三陸町より感謝状受贈8月、南三陸町の佐藤仁町長が、「わたす日本橋」を運営する三井不動産へご来訪。佐藤町長より、震災後の取り組みに対する感謝状を贈呈いただきました。佐藤町長からは「わたす日本橋」に対しても、「南三陸町をはじめとした三陸沿岸や東北の食材を使って、日本橋と東北をつなぎ、情報発信してくださっていることに、各産地の自治体を代表して感謝意をお伝えしたい」とのお言葉を頂戴しました。 |
2020 |
復興バー@銀座に出店東北をはじめ、災害で被害を受けた各地域のおいしいものを提供し、お客様に楽しく食べたり飲んだりしてもらいながら関わり・つながりを生む「復興バー」。2013年に第1回が行われ、2020年は1月に銀座で開催されました。「わたす日本橋」も日替わりマスターとして出店。その前月に南三陸町で開催された「おすばで祭り」でお会いした「南三陸ワイナリー」様をお誘いし、三陸の海の幸・山の幸を、ワインとともに皆様に楽しんでいただきました。 |
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「わたす日本橋」5周年3月、「わたす日本橋」は無事に満5歳の誕生日を迎えることができました。お客様、生産者様をはじめ、関わってくださるすべての皆様のおかげです。これからも、人々の心をつなぎ、日本橋から世界へ、未来へ、笑顔をわたしていきたいと思います。 |
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「自分と未来を創る探究所」、初のオンライン開催「日常をよりよく変化させる“創り手”を育てることで、一人一人の豊かな生き方を実現できる社会をつくる」ことを目的としたプログラム、「自分と未来を創る探求所」。2018年度、2019年度は「わたす日本橋」で行いましたが、3期目となる2020年度のプログラムは、新型コロナウイルス感染症対策のため、初めて完全オンライン開催となりました。 |
2021 |
ひろがりをめざして。リニューアルオープンさらに日本中へ。世界中へ。 日本橋の片隅で多くの出会い・コトが生まれた「わたす日本橋」。このつながり・活動をもっとひろげていきたい。6年目を節目に日本橋室町へ場所を移し、情報フリースペースも新たに追加するなどして、再オープンしました。 |
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小野寺邦夫さん
地域の産物が輝き、「本物のよさ」を 発信する拠点が「わたす日本橋」です。
「わたす日本橋」は、南三陸を含む各地の産物が輝く場です。その場づくりを担わせていただき、山と海に育まれた南三陸杉を、「わたす日本橋」の内装に使っていただきました。内装材は毎日お客様が目にするものなので、「南三陸らしさ」にこだわり、淡いピンク色が上品な風合いを醸し出す南三陸杉の中でも、最高の材を選りすぐりました。
杉は日本でしか見られない木で、「隠された日本の財産」を意味する「クリプトメリア ジャポニカ」という学名をもちます。杉は気候風土に左右されるので、土地によって特徴が異なります。南三陸では、海からの風「やませ」が天然のミストとなり、その水分によって杉がよく育ちます。南三陸杉は年輪が密で、幹が太らずに上にすっと伸びるため、立ち姿が美しく「美人杉」と呼ばれています。製材したときも木目がまっすぐなのです。このような特徴は、南三陸の気候風土のたまもので、山と海との関係性がつくったものです。そんな南三陸杉を「わたす日本橋」に提供させていただき、感謝しております。
「わたす日本橋」のみなさんとはまだ実際にお会いしていないのですが、オンラインのやり取りでも人情味や温かさが伝わってきます。ただ内装材を提供するだけでなく、“顔が見える関係”を築くことができ、一緒に店舗づくりをしているような気持ちでした。
「わたす日本橋」には、さまざまなリソースを活用し、いろいろな人と連携しながら、「ほんとうの豊かさ」や「本物のよさ」を発信していってほしいと思います。それが多くの人に広がっていったらうれしいですね。
小野寺邦夫 (おのでら くにお)
丸平木材株式会社 代表取締役。
東日本大震災で本社と工場を失ったが、約1年後に事業を再開。
木や自然に関する深い知識と人の心を動かす情熱で、南三陸杉の活用とブランド化のキーパーソンとして活躍。
南三陸杉デザイン塾初代塾長。
南三陸杉について
栄養が少ない岩盤質の土質と、雨が少ない環境で育つ南三陸杉。
あまり太らず、まっすぐに高く、ゆっくりと成長するため、年輪が密になり強度が高いという特徴があります。
そして何より、芯材の薄いピンク色が醸し出す美しさが魅力です。
「わたす日本橋」では内装に南三陸杉をふんだんに使用しています。
南三陸杉の美しさや香りを楽しんでいただければ幸いです。